題字:権田直博

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2013年3月28日木曜日

いつだってそうだ

もやもやはまだ、あって でも
思った。
ああ、私はやっぱり ベルリンがすきだな と。
なんというか 現状に満足している感じ(勝手な想像)

現状に満足する生活


それで充分じゃないか


私はよく ひとに 心配性だね と言われる。
確かに、いまの自分が接している空気よりももっと未来の、
「もしかして」の不安を引っ張り出してきては、「今」不安がる癖がある。
石橋をたたいて渡るんじゃなく、石橋をたたきすぎて割って渡れないし戻れない性格だと自覚してる。

それを まずやめよう。

自分の半径3mの世界をみると、なんだ すばらしいじゃないか。

そうして 歩いていると、嫌だった寒さも すがすがしく思えた。
こういうモヤモヤしてるとき、いつも私をすくい上げてくれるのは、身近な人の言葉で、フラカンの音楽で、空の色で、私の外にあるものだ。
私の外にあるものと、わたしの中にあるものが 顔をあわせたら ふっとモヤの外に出ることがある。
フラカンの音楽に何度きづかされたことか。
こんなとき聞くのは、 軽やかに耳を通り過ぎて、心地よく聴きやすい音楽じゃなくて、 20年近く何度も何度も聴いている声と音、言葉がどんどん入ってきて 頭の中にしみこんでいく、そういう音楽のほうがいいな 。
そこにたどり着くまでいつも同じところをぐるぐるまわって 
そして ふと 気づく。 そんなときは たいていフラカンの音楽をきいている。

今日、日本から荷物が届いた。
家族に頼んでいた春夏服やら おかあさんが選んでくれたかわいいスリッパ、妹が集めてくれた曲や、おたぐちからもらった絵など スーツケースに入らなかったものなど。
うれしかった。 

そうして ちょうど今日 ああやっぱ フラカンだなっておもってたところに、
フラカンの新しいCDもいっしょにいれてくれていた。
ああ なんて いいタイミング。

きっとモヤはもう しばらくどっかいくな。







2013年3月25日月曜日

ボーリング カフェ 散歩

先日は マイナス15度くらいっていう 春先だとは思えない寒さだったけど、昨日は まだ マイナス2〜3度くらいで ましだった! 太陽も出てたし。
友達と flohmarktにでかてた。 私たちはゴミみたいなとこからなんか見つけ出す事に楽しさを感じるので 今回行ったとこはちょっとものたりなかった。 
そんで違うとこいったらもうほとんど片付けてた。残念。
来週にかけるか。
来週の土曜、天気がよかったら ハンブルクでもいってみようなかと思ってる。
週末乗り放題チケットで。 でも天気予報ではまだまだ気温は 来週もマイナスっぽい。
なんでハンブルクかっていったら 海がみたいからです。
でも海辺で氷点下とかたぶん そうとうきついから行けない。
たぶん行かないかなあ。 



 そんでどっかカフェさがそうっていって 日曜のカフェ激戦区一帯はもうどこも満員なので ちょっと離れたとこに よいカフェを見つけたいという我々の希望で うろうろした。 試しにわたしが前から気になってたとこにいってみたら 意外におくまで部屋があって すいてたし いい感じのカフェだった。とりあえずしばらくそこを利用しようと思う。
なんか リアルな犬の刺繍(ヨークシャテリアみたいな)
が飾ってあったのが好印象。
ただ、タバコみんなすいまくりだったのがちょっと
マイナスだけど、まあしかたない、日本じゃないんだ。



友達がここでコンサートとかあるんですかって
かえりしに店員さんにきいてたから
ついでに わたしはミュージシャンなんだけどって
いってみたら 音源あるかきかれたから
次もってくるっていった。
ここでできたらいいな〜。

そのあとなんでか いきなりボーリング
いこうってことになって いってきた。
となりのおじいちゃんと孫の女の子に応援されながら
やった。
たのしかった。




帰ったら彼女がうちにきてるバスチアンにふたばのビール
飲んで良いかって いわれて
みたことないラベルだったから、今度誰か来たときに一緒に飲もうっておもって買っといたんだけどな、
と思いながら いいよっつって
でもちょっと試したいからってグラスについでから 渡したら
枝豆もらった。

この前U夫婦にちゃぶ台をもらった。ちゃぶ台っていうか、もともと高さのあるテーブルの脚をこの台の下にある板のちょいしたくらいで

切ってもらった。

この机もって帰る時 駅までと 駅からはたつみくんが持ってくれたけども(たつみくんは自転車だったので)、結構重く、しかも電車満員だったから わあ、、とおもったけどそこらの人が手伝ってもったりしてくれた。 そうやって うちまで運びました。


そして もともと 木の机だったのをU夫婦が白くぬったらしく、
部屋でひとり、枝豆とビールをのみながら ペンキをはがした。
でもまだはがしきらない。
地道にやっていこう、。

そういう 日曜日でした


2013年3月21日木曜日

さぼりぐせ

まいにち書こうとおもってるのにどうも サボってしまうな、
というか書くネタもあまりないんだけど、
学校に行って帰って ごはんつくってたべて、スーパーいったりして、一休みして宿題して、みたいな日々です。
夜に友だちにバーとかに誘われてもほぼいってないです。
一回家にかえったら 出る気にならない
さむいんだもん
まだ雪は溶けないで積もってて ときどきふってる。
いったいいつになったら 春になるんだ。

ちょっとずつ 良くなってるけれど
このふさいだ気分の毎日は ほんとうにもういやだ
まゆみさんのコメントをいただいて、それから、友だちからもメールがきたりして、
ずいぶん ああ、わたしにもちゃんとずっとつながってる人がやっぱりいるんだな、ありがたいな、と思った。
こっちにきて、もともと去年できた友だちの友だち とかその中でしかいない自分がなんだか嫌なんです。
新しい、自分でちゃんと友だちや居場所を見つけたいと思うんです。
もちろんいままでの友人も大事です。みんなと仲良くなれてラッキーだなとおもっています。 
でもなんだか なんていうんだろう なんていっていいかわかんないけど。

日本で いつの間にか 複眼ギャラリーいって、 ゴンやいわちゃんや ちこまや、
それから ぴろしからつながったおたぐちや、もちろん大学の仲間達や、
自分で見つけた(人がつなげてくれた)尊敬できる友だちの輪が広がっていった感覚、
そういう感じを探してしまいます。

もともとあったコミュニティーの中にいれてもらって そこで生きるのではなく、
自分で見つけて つながっていって、そして 他のコミュニティーとつながって、 ていうかんじ。

何をいってるかよくじぶんでもよくわかんないけど、でもそれは したいことというか
しなきゃならないことだとおもいます。

そのためにはやっぱり 音楽だな。

学校の友達がネットでわたしの歌をきいて、
みんなとてもほめてくれます。
ライブはいつだ、新しい曲はまだか と いつも聞いてくれる友達がいます。
他の友だちも ライブにはぜったいにいく いつだいつだ ってきいてくれる。
ライブしなきゃな。
そうしたらきっと、なにかひろがる 外にひろがらなくても、
たぶん自分のなかになにか広がる部分ができてくるだろうな、

わたしのもってる 武器で魔法でプレゼントで外に向けてだせるものは、たぶん
音楽だけだものな。









2013年3月11日月曜日

日々

今日はまた 雪が降った。
最近暖かくなってきてたからこのまま春になるのかな やったね とおもってたのに
ちゃっかり積もってる

わたしはやっぱり寒いのは苦手だ。薄暗い一日は気が滅入る。
ベルリンにもどって3ヶ月。
学校にも通って ばたばたしていたものも落ち着き、日常がもどっている

日本に居てもドイツに居ても結局なやむことには変わりない。
日本に居る友だちやかぞくに 心配をかけたくないし、がっかりされたくないので
あまりここに消極的なことはかかなかったけど、日々の記録として 思ったことをいろいろかいとこうとおもった。

ベルリンにもどってきたことに後悔はしていない。
ただ思うことは どこにいたって自分が動かないとなにも変わらないということ
あたりまえなことだけど。

どこにいても なにをしてるんだろうと思ってしまう。
結局なにもしてないんじゃないか と。
ただ生きているだけだ。
それが幸せだ と そういう考えもあると思う。
自分のめざす生活ができているか、とおもうと 出来てないと思う。
いつも引き合いに出す、子供の頃の自分が いまのわたしをみて あこがれるかと思うと、 あこがれないと思う。
それじゃあいけない。

こうやって ぐじぐじと相変わらず暗く悩んで結局ちょっとだけ光をみつけて 
またがんばろうって思うのに、 また気づいたらおなじところにいる

ビザは二年あって 延長も頑張ればできるかもしれないけど、たぶん2年後日本に帰ることになると思う。 私がこうやって好きなことをしてられるのも 家族が健康であれば、であって その基板がないのならわたしだけ好き勝手してるわけにはいかない。
それは最初から思ってたことなので もちろん仕方がないことだとおもう。
そして、わたしは ことあるごとに、どうせ二年(もはやもう二年もないけど)
で日本に帰るんだ、 ていう しょうもない「どうせ」がでてきて なんにも 本腰をいれるきにならなくなってしまう。
本当ならせっかく二年もあるんだ、できるだけのことをやろうって そう思ってなんかひとつでもやりとげるべきなのに、どうしても 終わりをみてしまう。
悪いことだというのは充分わかってる
そしてそれをどうにかしなくちゃいけないのもわかってる。
考え方をかえるべきなのもわかってる。
わかってるのに実行できなくて またここにもどってくるんだ

わたしのビザをとるために協力してくれた友だち、日本で応援してくれている家族やみんな、
こんな私をみるとがっかりするだろう。
わたしも自分にがっかりしてうんざりしてる。
きっとあとちょっと、あとちょっとで ぬけられるとおもう。 

動かないと、なにもはじまらない 何も始まらないと、なにも続かない。
ずっとつながっていた世界をいま わたしはじぶんで止めている。

おばちゃんみたいに 笑顔で人の記憶にのこる
わたしが居て良い場所はここだと実感できるように、動かないと。
続けないと。

幸い、ここにも、わたしのくだらない愚痴をきいてくれて一緒にたのしいものを探そうとしてくれる友だちがいる。 
週末にあそびにさそってくれる友達もいる。
学校の友達もことある毎になにか誘ってくれる。
それから、わたしに仕事をあたえてくれる友人もいる。
人の運にはやっぱり恵まれているのだな。
とてもありがたいとおもう。

こうやってグジグジ悩むのは今にはじまったことじゃない。
毎回どうにか乗り越えてきたことだ。

いまは、ブルガリアで食べた カトマを研究してつくっていて だいぶそれっぽいのがつくれるようになった。
おかげで順調に体重がふえつづけている。ので、寝る前の運動をまたはじめた。(寝転がって足をあげるやつ)

そうだ、いまが曲をつくるチャンスなんだろうな、いつもこういうときに作ってるじゃないか。

よし、やろう。


このまえ、もらってきた棒(友だちが拾ったやつをもらった)
(ピアノのフタの一部らしい)
で棚をつけた。





2013年3月4日月曜日

ひろう 

今日友だちと スウィーツのマーケットにいこうと 道をあるいていると、 
メガドライブに張り紙がしてあって みちにおいてあった。

まだかんぜんに動きますだか あそべますだかいうことが書いてあってとなりには カセットも袋にたくさんはいってた。
ベルリンでは(他の国もあるかもしれないけど)みちに ソファーとか棚とか捨てる人が居て、そしてそれをもらってくひとがいます。
今日、友だちのとこ行く間にも かわいい緑の一人がけ用ソファーがおちてて、うわ〜ほしい!と思ったけど、持って行きようがなかったのであきらめたとこです。
人手があったら、もらいたかった。。。 けっこう(私の周りでは)みんなふつうに拾ってます。 あるカフェでは 月に一回だか、いらない服の交換会(といっても カフェの一角に 持ち寄った服がつるしてあって、 気に入ったのがあればもらってかえっていい というシステムです。
もはや、服をもってかなくても、あるやつをもらってもいいっぽいので わたしも2着ほどもらったことがあります。

そういう要らなくなったけどまだつかえるものをだれかにつかってもらう という
システムというか考え方が普通にあるのだろうな、と思います。
そういうところが好きなところです。
ビールの空き瓶やペットボトルもスーパーにもっていって機械にいれたら(プファンドのマークがついているもの) レシートがでてきて それをレジに持って行くとお金にかえてくれる というシステムになっているので、ゴミ箱にビンをいれるより、ゴミ箱のちかくとかにおいておくと、 生活に困ってる人なんかが空き瓶をあつめたりしてるので、その人達がもっていったりしてもらえます。
良いことか悪いことかわからないですが そういうのがすでに根付いています。 ポイ捨てというのじゃないのです

話が別方向にいってしまった。
そう、メガドライブを拾ったのです。我々は。
でもお菓子のマーケットにいくのです、 それをもって。
自転車にのせて歩いてたら 道行く人にとても見られ、そして時々 いいねとか クラシックだ とかそういうことを話しかけられました。

 おかしのマーケットは大盛況で、おいしそうなお菓子がいっぱいだった。
普段カフェやちいさいお店でうってるひとたちが、集結して売ってました。

ここのチョコレートやさんには チョコでできたレコードも売っていて、実際に音楽が聞こえるレコードでした。(もちろん食べられる)チョコレートの妖精みたいなおにいさんがレコードをかけてくれました。
すてきな音楽がきこえました。

ここでホットチョコをのんで(もちろんものすごいおいしかった) カカオ豆のローストしたやつなんだろうか
 食べるようかきいたら 食べるようだしケーキとかつくるのにもつかえる とのことで試食もらったらおいしかったので それを買ってみた。
甘くなくて にがかったり時々酸っぱかったりして おいしい。100%のカカオ


フランスのお店もあった
レモネードとかシャンパンみたいのとか売ってた



マカロンのお店とか、ケーキ、クッキー ジャム、お茶のお店、などなど たのしかった。

やはりこういう、乙女チックな日も必要だ。

(片手にメガドライブもちながら)






にんじんケーキもおいしかった。








おりこうにまってる犬たち。




こんな乙女チックなマーケットにいって ウチへともだちと帰ってきて、 
夜に同居人のバスチアンと一緒に三人で なにか映画を見ようっていって
わたしは平和なやつがみたいといったのに、バスチアンのもってるDVDで 結局選んだのは
シャイニングでした。(怖い)


どきどきしてこわかったけど たのしかった。


2013年3月1日金曜日

アボカド

アボカドを食べる度に、種を取り出して 水につけて芽を出させようとしているんだけれど いっこうに芽が出てきません。 辛抱つよく待っています。
もう三つです。アボカド。
1こ育て始めたらなんか捨てられなくなってしまった。 勇気をもって捨てなければ アボカド農園になってしまう。

また食べ物のハナシになっちゃうけど、
最近ロシアスーパーで買ってるクッキーがおいしい。
おいしいし なんか不気味


味はオレオっぽい。
オレオをもっと安っぽくした味です。
こっちのお菓子にしては甘さが控えめで 日本人好みかもしれない。
なんか生地も キャシュキャシュした感じです。

ただ、 顔がちょっと アレです


 ぐにゅっと飛び出たクリーム(二枚のクッキーでサンドしてあります、まさにオレオ)

目はわからなくもないけど 口の丸はなんだ、
そもそも 飛び出させる必要があるのか。

しかし はじめて買ったときはこの顔をみて 買いたくなってしまったので、そういう効果があるのかもしれない。







あと、昨日だか一昨日に クロエにおしえてもらった spotifyっていうのがすごい。
なにかっていうと 音楽をきくやつです。(ザックリしすぎてるけど)
世界中の曲があって(主に欧米)(日本のも少しある)
なにやら1500万曲以上の曲を 無料で聴き放題っていう アプリです。
無料版は広告がはいりますけど、(無料期間は半年というのをどこかでみたようなきもする)最新曲もちゃんと入っていて、違法じゃないやつです。
月5ユーロ払えば 広告がなくなって、さらになにかプラスされるよう。10ユーロコースもあった。
クロエは5ユーロはらってるけど その価値はあるっていってました。
残念ながらまだ日本ではこのサービスが始まっていないらしいですが、
きっと導入されるんじゃないだろうか。
そして ネットで調べたら日本でも使えるようにしてるひとがいたので 使えないこともないのだと思う。
このサービスを導入することで違法コピーも減ったのだとか。
ミュージシャンにもお金は還元されるらしく、まあ問題もあるのはあると思うけど、
こういう方法もひとつあるなあと思いました。
かたくなに コピー禁止 とかじゃなくて、 それに変わる、違法じゃない方法ていうのは必要ですものねえ。
今きいてる音楽と同じ系統のミュージシャンが紹介欄にでるので、
まったく知らなかった音楽を聴いて好きになることも出来るし、気に入って ずっと聞きたい(spotifyをやめても)ならCDを買うだろうし。
なにしろ、パソコン、HDに曲を保存しておかなくて良いのでそこも良いとこだと思います。
って なんかまわしもんみたいになってきてるけど。
世界にはいろいろ考えて、それをちゃんと実行して、形にしてるひとが たくさんいるな。

わたしはまだ 自分の音楽でさえ 右往左往で迷ってるのに。
自分の曲を英訳してみたけど いまいちだった。
やっぱり私は日本語で歌うのが あってるんだろうか。
でも歌詞の意味も一応わかってほしいし。

先日シガーロスをみにいったんですが、言葉がわかんなくても ああ、いいなあ とおもった。
もしかしたら、それで充分なのかもしれない。

な、なんておもったり。

とにかく 大阪にいてもベルリンにいても いつもわたしは まよってる
それはもう しかたのないことなんだろう。
答えはどこにもなくて、すでにここにあることも うすうす気づいてるのに 
納得いかなくてまよってるんだな まいったもんだ。

あれ、なんのはなししてたんだっけ。